「ポテトサラダ」の思い出


食べ物の好き嫌いがほとんどない私は、食べられない食材はほとんどありません。
なんでも美味しくいただくことができます。

なかでも、大好物の一つに「ポテトサラダ」があります。

本家の長男で、おばあちゃん子だった私は、特に孫たちの中でも幼いときから祖母に
かわいがられ、大切に育てられました。

そんな私が大学進学のために他県に旅立つときは、祖母はとても心配だったようです。

幸いなことに、大学の近くに祖母の長女である叔母さんが住んでいたので、
私は夕食を目当てによく遊びに行っては、二人で祖母の話をしていました。
だがら叔母から私の様子を聞いて少しは安心できたのかも知れません。

大学が休みに入ると、私は祖母が待つ実家に帰省するのが楽しみでした。
なぜなら、祖母が私の大好きな「ポテトサラダ」を作って待っていてくれたからです。

祖母が作ってくれた「ポテトサラダ」は世界一でした。
ほんとう美味しくて、必ずお替りをしてしまいます。

そんな祖母がこの世を去ってもう40年近くがたとうとしています。

時折、食卓に出る「ポテトサラダ」を見るたびに、
私は祖母のことを懐かしく思い出してしまいます。

いまだに、祖母がつくってくれた「ポテトサラダ」を超える味には出会っていません。
おそらくこれからも、現れることはないでしょう。

いつの日か、天国で祖母に会うことができたら、
きっとその時も私の大好きな「ポテトサラダ」を作って
待っていてくれるにちがいありません。





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